2026年1月25日
第18弾 カフェトーク ミュージアム・シリーズ「ウィーン・スタイル展」ZOOM開催
第18弾カフェト-ク ミュージアム・シリーズが1月25日10時より(ZOOM開催) 30名の参加にて行われました。
今回は2025年10月から12月まで東京汐留パナソニック美術館にて開催された「ウィーン・スタイル展-ビーダーマイヤーと世紀末」について、監修者のお一人である久保クネシュ幸子氏にお話を伺いました。始めにこの展示会を理解するうえで重要な19世紀から20世紀初頭にかけての、ウィーン・ヨーロッパの歴史・情勢・都市・建築の概要をウィーン在住建築家の筒井ナイルツ美矢子が短くお話しさせて頂き、その後久保さんにこの展示会に関して展示写真を含むプレゼンテーションと共に貴重な興味深いお話をしていただきました。
20世紀初頭のウィーン・モダンの時代を創った芸術家たちがインスピレーションを得たであろう「ビーダ―マイヤー」という時代の斬新さ、その後に来るブルジョアたちによる古典回顧主義の装飾時代、そしてまた時代はシンプルなデザインに帰っていく。建築のみならず質の高い工芸と芸術が日用品の一部となる時代の訪れをつくったウィーン工房とそれによる女性デザイナーたちの活躍。今回の講演で歴史の流れと芸術への理解が少し深まった方も多かったのではないでしょうか。
講演の後は、多くの方に参加を頂き、質問会を開催しました。
以下、ご参加の方の感想を抜粋させていただきます。
「素敵なご講演をありがとうございました。ご質問にもご回答くださり感謝します。ウィーンの幾何学的なユーゲント・シュティールの影響や、女性の社会参加が徐々に進んでいく社会的な要素の他、前半の筒井さんの講演にあった、デコラティブな装飾への反発等も背景にあったのかもしれない、と想像しながら拝聴していました。 ビーダ―マイヤー時代の壁紙や家具が可愛いのでビーダ―マイヤーの意味が”愚直な小市民”という意味が意外でしたが、美しさを愛するのは人類共通の性質かもしれないと感じます。世界が広がり、ありがとうございました。」
「今まであまり家具などに興味がなかったのですが、時代背景や人々の生活、人間関係などを聞いて、初めて面白いと思うことができました。ウィーン・モダンまでのお話を聞いて、第二次大戦後や今のウィーンらしさというのは何か興味がわきました。」
今回は、リモート開催ということもあり、多くの皆様にご参加いただくことが出来ました。ご参加の皆様そして久保さん、ありがとうございました。

